制震性能
木造住宅の土台と基礎の間に設置する積層ゴム使用の『キソゴム』は、時刻歴波形のように建物に伝わる揺れを軽減し、大切な家や生命を守ります。
また、新築で剛性が高く耐震性に優れた建物でも、長期間にわたる振動や衝撃の繰り返しで、徐々に接合部等が緩み、耐震性能が薄らいできます。 『キソゴム』はその振動や衝撃を吸収して、新築時の剛性を維持させ、建物の長期的な耐震性能をサポートします。
■加速度応答倍率比較グラフ
- ▲加振中のキソゴム
- ▲加振後のキソゴム
(ズレなし)
■振動実験加速度一覧
キソゴムは地震による建物の揺れを最大30%~50%軽減します。
(キソゴムなしと比較)
(キソゴムなしと比較)
■加速度時刻歴波形
『キソゴム』は、地震の揺れ以外にも交通振動、工事振動を抑えることにも、その効果を発揮します。
『キソゴム』ならではの振動・衝撃吸収能力が生かされ、(1)特急電車通過振動、(2)重量トラック通過振動、(3)ランダムな工事振動に対する測定で高い成果をあげました。
■工事振動波形
耐震、制震、免震の違い
- 耐震とは...
- 地盤・基礎・床・壁など建物の構造自体を強化することにより、伝わってくる振動に耐えること。
- 制震とは...
- 金属やゴム、アクリルなどを使った制震装置を内部に取り付け、揺れに逆らわず連動することで振動を逸らすこと。
- 免震とは...
- 基礎と建物の間にローラーやダンパー、強化ゴムなどの免震装置を設置することにより建物に揺れが伝わるのを防ぐこと。